2013-10-23 蝉の最後を看取った話 日記 一ヶ月くらい前、マンションの廊下で最後の力を振り絞って蝉が暴れていた。しかし力は残っていないようで廊下の塀より高く飛べない。僕は何を隠そう暇だった。だから砂糖水を作って蝉に与えてみた。すると見事に飲み始めた。しばらく見ていると足六本が、特に前の4本が口の周りにしゅーって折り畳まれていく。そう、蝉は死んだのだ。僕は蝉を看取った男である。